義肢装具士の仕事! 実際のところなにしてるの?
義肢装具士の一日はバタバタしています。私の場合ですがどのような形で働いているかお伝えしたいと思います。
8:00 出社 今日の予定を確認し道具、商品を準備する。
8:30 会社を出発 車で病院へ向かう(高速道路で他県へ)
9:45 病院に到着
10:00 外来にて待機
13:00 病院①を出発途中のコンビニでごはんを購入 食べながら移動
14:00 病院②に到着 待機ののち採寸
15:00 病院②出発
16:00 病院③に到着 外来待機 体幹採型 下肢採型 その他もろもろ
18:30 病院③出発 帰社
20:00 帰社 書類整理と採型したモデルの調整などなど
21:30 会社を出る
22:00 帰宅
こんな感じです。お昼ご飯を食べる時間もない日があります。
会社や地域によって働き方は変わると思いますがほとんどの義肢装具士がはうんうんとうなずきながら料金未払いの患者さんに電話していることかと思います。
病院にいる間は院内で待機していますがそこがギプス室であったり、ベンチで座っていたり、立ってじっと待っていることもあります。
そこで看護師さんから
「装具屋さーん!!」
という声がかかれば僕らの出番です。患者さんの体にメジャーをあてて採寸したり、石膏包帯を巻いて採型をしてモデルを作ります。
その後、片付けをテキパキこなしてすぐ別の病院へ!という感じです。
余談ですが装具というのは保険が特殊です。
病院の会計は自己負担が1~3割ならその場で払う金額も3割です。
ただ装具の場合は1~3割ではなく10割です!
10割払っていただきますが装具はもちろん保険適応なのでその後保険での手続きで代金の自己負担分以外(7~9割)が返金される
という仕組みです。複雑!!! (ここ重要なので声に出して読んでください。)
いつか装具が必要になった時に慌てないように心の隅にとどめていただければ幸いです… あと高いっていうのやめてください…。
また返金の手続きも役所に行ったり、書類を送ったりと煩雑になります。このあたりなんとかならないのかなと思いながら毎回患者さんに怒られながら説明しています…。
病院関係者のみなさんで装具屋さん、義肢装具士を知っている、という方がいらっしゃったらぜひ優しくしてあげてください…。
あと患者さんと一緒になって高いってゆうのもやめてください… 値段は変わりません…
そもそも私たちはそんなに給料ももらっていません… 下記参照https://hiyashityuka.hatenablog.com/entry/2019/05/16/003852
書けば書くほど愚痴になり、愚痴になればなるほど筆が進むというダメな傾向が表れていますが、今後もっと明るめの話を書いていきたいと思います。